書評
ロマンス色の強いフィクションには、いわゆる奴隷モノというのか、「人身売買によって成立している関係から恋愛感情が芽生える」といった展開を持つジャンルも珍しくありません。実際にはそんなことが起こりえる可能性は低いからこそフィクションたりえるの…
表現の多様化や同性愛表現の一般化が進みつつある中で「百合には葛藤が必要だ」という言説は昨今古びたものになりつつあるのですが、SNSの定着に伴いありきたりな文脈の存在を超越したパンチ力のある萌え表現がさらなる価値を獲得していく現代において、はち…
恋心も下心も、自分の気持ちに正直な女性が主に描かれる良質なオリジナル百合を多く発表し、ツイッターを始め、ネット上で絶大な支持を受ける百合漫画家の奥たまむし先生の新刊「明るい記憶喪失」の1巻が発売されました。 明るい記憶喪失 pic.twitter.com/L3…
数々の百合漫画誌が休刊の憂き目にあった冬の時代を乗り越え、コミック百合姫の月刊化や「やが君」「citrus」のヒットなど、百合市場が活性化されてきたのを感じるこの頃。とはいえ先日、某人気百合漫画の打ち切りが発表されたりと、まだまだ油断できないの…
こういう人におすすめ ・近いのに遠い百合を楽しみたい人・甘さの中の苦酸っぱい百合を楽しみたい人・アンタ見てるとムラムラする百合を読みたい人 この距離感が味わい深い2016 百合作家の中には同人誌活動をしている方が非常に多く、そのためか近年の百合姫…
こういう人におすすめ ・成人女性の初々しい百合を読みたい人・大人同士の制服プレイが読みたい人・料理中に台所で致したので夜ご飯がカップ麺になる人 社会人百合の入り口にもうってつけ 百合文化の浸透もだいぶ落ち着き、今は受け手のニーズに適う設定や嗜…